『活かされなかった教訓』

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書籍紹介です。
「中国の神さま」という本。
>中国の神さま

『マイナー武将万歳☆』では
「胡芳」という女性を。
>胡芳

さてまた民間伝承です。

『活かされなかった教訓』というお話。
劉備が益州に入る前、諸葛亮は関羽の所へ行って将棋を指した。指しはじめると関羽は前後も考えず進む事ばかりしか考えない。一方、諸葛亮はしっかりと前後を見据え攻守共にバランスよく3回続けて勝った。もう1回となったとき諸葛亮は「後ろの守りを固めておかなければ勝てませんぞ」と注意した。関羽は負けず嫌いのうえ立て続けに3番負け、こんな風にいわれて「軍師、あんたはわしらの< 相>だ。見てみいこの将棋を、敵陣に攻め込んで苦労しているのは< 車>や< 馬>や< 砲>や< 兵>で、家でのんびりしているのは< 士>と< 相>だ」(中国将棋の< 相>と< 士>は、日本将棋の< 角>と< 銀>に相当するが、自陣を守るのが専門で敵陣に攻めいることはできない)と皮肉をいった。諸葛亮は関羽がおのれの武勇をたのんで人の忠告を聞かず、逆に皮肉をいったりしたので将棋盤を押しのけて立ち去った。これを聞いた劉備は、関羽のところへ行って、諸葛亮が将棋を指したのは、関羽に荊州を守るにはよく前後を考え、つねに攻守両様の道を考えなければならず、勝つことばかり考えて、後方の守りをおろそかにすることのないようにと注意しようとしたのだと話し「曹操は天の時を占め、孫権は地の利を占め、わしは人の和に頼る。大将と軍師が仲違いして、どうして戦うことができようか」といったので、関羽は自分の誤りを悟り、ただちに諸葛亮に謝ったものだったが、将棋に負けた教訓の方はどうやら活かされなかった様である。/民間伝承

それでは、できればまた来週m(_ _)m