『陸遜、黄龍を退治す』

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『陸遜、黄龍を退治す』というお話。

蒲圻の雋水では河が増水すると、決まって黄龍が8匹の息子たちを連れて水遊びにやってくる。
その度に河は堰き止められ、洪水が起こり人々は苦しみに喘いでいた。
蒲圻に赴任した陸遜は人々のためにこの禍を取り除こうと決心した。
鉄の舟を作らせ50名の勇士を選んで冬から翌年の春まで訓練をした。
夏になり水かさが増すと、黄龍が8匹の息子たちを連れて雋水に波を起しにやってきた。
陸遜は舟を出して黄龍とその息子たちを追いかけた。
陸遜が三尺ある雪花剣をふりまわしたかと思うと血が飛び散り、子の龍の胴体が断ち切られた。
50人の勇士たちも刀や矛を振り回して大活躍し残りの7匹を退治した。
黄龍は怒り陸遜に戦いを挑んできた。
陸遜と勇士たちは怯むことなく、ますます勇しく戦った。
黄龍が力尽きた所を見計らって陸遜はその背に飛び乗り黄龍の額に剣を突き刺した。
黄龍は傷を負って逃げ去った。
陸遜はただちに兵士たちに河の流れを円滑に整えるように命じた。
それ以来、河はふたたび洪水を起して人々を苦しめることはなくなった。
土地の人々は陸遜に感謝して雋水を陸水と改めた。
/民間伝承より

バックナンバーは僕んとこの『「三国志好き」の雑談処』にありますので。