三国志英傑群像通信【月刊】第48回


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 【月刊】 三国志英傑群像通信 第48回

 2006年6月1日

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<トピックス>
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■   三国志戦争辞典 第47回   ■

三国志といえば戦国時代です。様々な戦争がありました。
ここでは三国志の時代の有名な戦さについてご紹介して
まいります。

:::: < 三国志の終焉 呉の滅亡 > ::::

[勢力]
晋(しん) 呉(ご) 鮮卑(せんぴ)

[おもな登場人物]

晋(しん)
 杜預(とよ)、王濬(おうしゅん)、王戎(おうじゅう)
 賈充(かじゅう)、胡奮(こふん)、王渾(おうこん)、周浚(しゅうしゅん)
 司馬チュウ[イ由](しばちゅう)、唐彬(とうひん)
 馬隆(ばりゅう)

呉(ご)
 孫晧(そんこう)、陶濬(とうしゅん)
 張悌(ちょうてい)、 沈瑩(しんえい)

[おもな地名・場所]

 江陵(こうりょう)、武昌(ぶしょう)、夏口(かこう)、
 江西(こうせい)、ト中、長江、建業(けんぎょう)

[前回のあらすじ]

279年
晋(しん)の杜預(とよ)が呉(ご)への進軍を上奏します。
呉では郭馬(かくば)が率いる内乱が起きていたため、
その願いはすぐに受け入れられました。

晋は20数万という大軍を持って
準備していた大船団を中心に
6方向からいっきに呉へ攻め入ります。

呉での反乱は鎮圧されたもののすでに時は遅く。
攻撃してくる晋への対応は後手に回ります。

———————————————————

279年11月

晋は賈充(かじゅう)が総指揮を取り以下より呉に侵攻します。

1- 杜預                   江陵(こうりょう)
2- 王戎(おうじゅう)            武昌(ぶしょう)
3- 胡奮(こふん)              夏口(かこう)、
4- 王渾(おうこん)・周浚(しゅうしゅん) 江西(こうせい)、
5- 司馬チュウ[イ由](しばちゅう)    ト中、
6- 王濬(おうしゅん)・唐彬(とうひん) 長江を下り進入

呉も迎え撃ちますが
陸抗(りくこう)亡き後、軍事的に優れた人物はおらず
また圧倒的な兵力の前に敗戦を続けます。

279年12月

かねてより北方の異民族である鮮卑(せんぴ)が晋へ攻め込んで
長期化していた戦いも馬隆(ばりゅう)が鮮卑に勝ち涼州を平定する
という晋にとっては追い風となる連絡が入ります。

280年3月

王渾が呉の尋陽・頼郷の諸城を攻略。

280年4月

75歳の老将王濬(おうしゅん)は、唐彬を先陣としながら
船団を長江沿いに進み、城を落としていきます。
(丹楊城、西陵、夷道、楽郷城と攻略)

そこで、呉では【郭馬の乱】から戻ったばかりで
意気の上がっている
陶濬(とうしゅん)が王濬にあたります。

しかし、晋の船団は小さい船ばかりだと思い込んでいた
陶濬軍はその大きな船団を見るや
ろくに戦わずに敗走・離散するというお粗末な結果となります。

途中、王濬は
呉の鉄錐(てっすい)という川にめぐらせた罠が邪魔となりますが
筏(いかだ)を船より先に流して
取り去りこれをクリアーし進軍つづけます。

王濬は、王渾と合流し夏口・武昌を攻略。
また、杜預が江陵を攻略。
胡奮も江安を攻略。

まさに「破竹の勢い」

呉の皇帝孫晧(そんこう)は
残る兵3万を集結させ、戦いのプロではない
呉の丞相張悌(ちょうてい)に
全軍の指揮を任せます。

張悌は南下してくる杜預の軍と決戦を挑むことにします。

参謀の沈瑩(しんえい)が長江を渡って戦うのは不利であるので
守って戦うべきであるという言葉を退け、
長江を渡り強気に出る方法をとります。

しかし結果、戦局を変えることはできず、
数にも勝る晋の前に大敗を期す事となりました。
これにより張悌・沈瑩など主だった将は
降伏せず戦って死ぬ事を選びました。

280年5月

王濬の船団は、その後も南下を続け
遂に建業近くにある石頭城(せきとうじょう)を
落とすに至ります。

このことで完全に観念した孫晧は降伏を申し出ます。
孫晧39歳の時でした。

こうして呉は滅亡し、晋が中国を統一し、
約100年に及ぶ怒涛の三国時代の歴史に
終止符が打たれる事となりました。

(終わり)

——————————–

次回からは時代を遡って
今まで紹介しきれていない戦いに
スポットを当てていきたいと思います。

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