三国志X with PK 高華伝 第15話

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三国志X with PK 高華伝 第15話「軍師カク再び。揺れる大陸と江東の碧眼児。」

旧董卓勢力を滅ぼした高華は、軍をまとめ上げると益州から拠点である寿春へと引き上げて来た。

残るは江東から荊南経由、益州の鼻先までを統治している孫家のみ。
君主は、孫策である。

高華「江東の坊やには、どう対抗するべきかしらねぇ?」

政庁で、民の要望を決済しながら時勢を見つめ直していると衝撃の一報が飛び込んで来た。

伝令「高華様!劉豹様が帝位を簒奪!自ら皇帝を名乗りました!!
    今後は国号を周と改めるとの事!」
高華「ぬぁんですってぇ!?どうして、こう、うちの君主は勝手な事ばかり!」

驚く高華。
しばらくプレイヤー共々、伝令の言葉に固まってしまう。

悪魔高華「いっそ、謀反しちゃえ!今がチャンスよ!」
天使高華「だめだめ、今までの苦労は何だったの?」
悪魔高華「だって、どうせダメ君主っぽいじゃない?」
天使高華「ダメです!君主サマに忠誠を誓っ・・・」

高華「いや、あの人に忠誠なんて最初からないけどね。」
伝令「は?」
高華「あ、いやいや、こっちの話。」

伝令が去った後、もう一度良く考える。
部下の中には帝位簒奪に強く不満を抱いたモノも多かった。

高華「・・・確かに今の主は、私も不満があるけども・・・でも、私がこうやって戦ってい
    るのは、民と家族と平和と故・呂布様の意志を継ぐため。
    ここで辞める訳には・・・」

呂布に統一の意思があったかは判らない。
しかし、高華に全てを任せてくれた信頼関係は確かだった。

高華「あの人、頭悪いし口も悪いけど根は素直なのよね。意外に可愛いとこあるし。
    ・・・あの人も平和を願っていたのは間違いないハズ・・・と思う事にするわ。」

呂布の事を褒めているのかけなしているのか判らないが、そう無理やり納得する高華。

高華「このまま続行しましょう。今の帝の為でなく、世の為に。」

”暗愚と呼ばれる帝なら、いずれ自ら崩壊する。劉豹様のその器量、試させて頂きますわ。”

心の中でつぶやくと、高華は、まず心が離れた部下への忠誠を高めるために褒美や面会を繰り返した。

しばらく日が過ぎ、軍内部も落ち着いた頃、またまた速報が入る。

伝令「伝令!江東の孫策が死亡しました!後を継いだのは弟の孫権との事です!」
高華「そう、ご苦労。孫家には悪いけど、吉報だわね。」

さらに江東きっての才色兼備、都督の周瑜はとうに亡き人となっている。

高華「と、なると・・・要注意人物はただ一人。陸家の坊ちゃんか。」

ちなみに魯粛や呂蒙は、ちゃっかり高華軍に居たのであった。
他に孫家で恐れるものと言えば、操舵技術くらいなものか。

高華「要は、水の上でやらなきゃ良いのよ。」

と、某君主のような事を口走りながら、南征に向けて軍事補強を開始した。
各部隊に蒙衝を組み込む。これがあれば、河に流されにくくなる。
造船所があわただしくなる中、再び伝令が。

伝令「高華様!カク殿の登用に成功致しました!」
高華「そうですか!よくやってくれました!!」

そう、あの男がついに我が軍に加わったのである。
有能な軍師が増えれば増えるほど、戦は楽になる。
さっそく、登用されたカクが政庁へやって来た。

高華「よく来て下さいました。カク殿。」
カク「・・・いえ。微力ながら尽力致します。」

褒美を与える。
しかし、良く来る気になったものだ。
やはり時勢を読む男。良い決断をしたものである。

こうして高華軍は、いずれ来る江東の碧眼児との決戦に向け準備がなされて行くのだった。

>>つづく