三国志X with PK 高華伝 第13話

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三国志X with PK 高華伝  第13話 「南蛮で象さん、現る!」

高華「ぎゃーっ、虫っ、虫よーっ!」
高華「ひゃぁーっ!何これ、気持ち悪〜い!」
高華「蒸し暑〜い!」
伝令「こ、高華さまっ、落ち着いて下さい!!」

普段、冷静な高華もこの時ばかりは、落ち着いていられなかった。
害虫、毒泉、悪辣な気候にパニック寸前である。

高華「うあああん!シティーガールにこんな田舎は無茶よ〜!」
伝令「高華さまっ、そうおっしゃらずに!」
高華「何よっ、よくこんなところに住んでいるわね!〔劉璋〕のやつ!」
伝令「高華さまってば!」
高華「あぁ、もうこれも皆、〔カク〕の陰謀ね〜っ!!(怒泣)」

と言う訳で、遠路はるばる南蛮まで戦に来た高華一行は、見慣れぬ植物が生い茂り
毒々しい赤紫の水たまりがひろがる湿地帯真ん中で唖然としていたのだった。
目前にある劉家の城郭は、とってもトロピカルである。

高華「ねぇ、もう帰って良い?」
伝令「ダメです!ちゃんとお仕事して下さい!」

泣く泣く進軍する。
とりあえず城に近づかなければ何も出来ないが、いたる所に赤紫の水たまりがあって気持ち悪い。

高華「あの水たまりは入っちゃいけない気がするわ(寒)」

かと行って水たまりを避けて進軍すると一列渋滞になってしまって効率が悪い。
そこで、弓矢隊を全面に出し、横一列に展開。
中央に霹靂車、両脇に井欄を組み上げての攻城にした。

高華「うん。何とか行けそうね。」

後ろで指揮を執りながら、攻撃を仕掛けていく。
劉軍はと言うと城壁の上でおろおろするだけである。
それも仕方がない。気の毒だが、彼らの射程外からの攻撃。
どうすることも出来ないようだ。

と思っていたら、意を決した1部隊が飛び出して来た。
〔黄崇〕の部隊である。どうやら、ここでまともに戦えるのは彼だけらしい。
赤紫の水たまりもものともせず向かって来ようとしている。

黄崇部隊「うわっ、何だ、この臭い!?あぁっ、兵士がっ!」

バタバタ倒れていく兵士。

黄崇部隊「この臭いを嗅ぐんじゃない!あっ、こら、大丈夫か!?」

パニくっているようだ。

高華「・・・何だ。こんなところに住んでいる割に平気じゃないんだ・・・。」
黄崇部隊「ちくしょうっ、覚えていろっ!」

城郭内に引き上げる〔黄崇〕部隊。何をしに出てきたのだろうか?

高華「これなら、意外と楽かもね。」
??「パオーん!」
高華「?何?今の?」
??「パオーん!!」
高華「なななな、何っ!?誰?!」
伝令「あ、象さん。」
高華「象さん?何それ?」
伝令「あれですよ、お鼻が長〜い大きな生き物です。」
高華「・・・?あっ、あの城門のところにいる奴?!」
伝令「そうです。」
高華「・・・かっ、か〜わ〜い〜い〜♪」

伝令”年甲斐のないオバはんやなぁ・・・”

高華「って、皆殺しになっているじゃないのよ!」
伝令「仕方がないです。戦ですから。罪なき動物と言えど、すべてが敵です。」
高華「ううう(汗)これも〔カク〕の陰謀ねっ?私に嫌な思いをさせるための策だわっ!」
伝令「・・・ったく、この人はぁ・・・(困)」

そんなこんなで、可愛い象さんが目の前でばたばたと倒れて行く事に心を痛めながらも高華は南蛮の奥地まで進軍していった。
建寧、雲南と抜いた時点でストレスか寿命か〔劉璋〕が死んでしまう。
跡継ぎは〔黄権〕となったが、これもあえなく潰走。
ここに大陸の片隅で細々長らえていた劉家も滅んだのである。

戦後処理をした後、〔厳顔〕と言う猛将の獲得に奔走する。
傍らで、いよいよ〔カク〕との全面対決が待っていた。
そして、案の定、南蛮攻めの裏を着いて、〔カク〕は高華の支配都市、江夏へその足を伸ばしていたのである。

高華「東へ逃げようったって、そうは行かないんだから!」

〔カク〕を追いかけるように西から東へ進軍を開始する高華軍。
しかし、ここで訃報が入る。
せっかく義兄弟になったのに蒋欽が死んだと言うのだ。

高華「公亦(こうえき)殿が、亡くなったのですって!?・・・そんな・・・」

ショックを受ける高華。
孫家との水上戦に期待していたのに。
そして、何より一緒に統一して家族団らんしたかったのに。

高華「判ったわ。いつまでも悲しんではいられない。この戦、勝って公亦殿への
   はなむけとする!」

打倒〔カク〕!
それ意外は考えず、気合いを入れ直す高華であった。

>>つづく

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あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
高華伝、もうしばらく、お付き合い下さいませ。

周覇