三国志X with PK 高華伝 第12話

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三国志X with PK 高華伝 第12話 
     「高華、愛の千里行!そして、希代の軍師、カク」

夫、張遼の具合が悪いのを気にした高華は、薬を買おうと旅に出る事にした。
大商家のある城郭を探して外へ出る。
なかなか思う薬に出会わず、大陸をフラフラ移動する。

高華「気づけば私も50を過ぎたわ。早いものね・・・」

旅をしながら昔を思い出す。
今歩いているこの辺りも、当時は敵の領地だった。

高華「昔は、ただ好きな人を追いかけていただけなのに、
    いつのまにか、今は中華統一のために走っている。
    私の人生はどこで違って来てしまったのかしら・・・」

西平の田舎町でのんびり暮らしていた頃が懐かしい。
やがて、とある大商家で目当ての薬を見つけた。
法外な値が着いている。
酒家で依頼をしても100,200の稼ぎだと言うのに値段は9600。

高華「いいえ、命には代えられない。これ、下さい。」
商人「へい、毎度あり!」

薬を買った高華は、いそいで夫の元へ戻った。
家に帰ってみるとやはり、まだ具合が悪いらしい。

張遼「やぁ、おかえり、高華。どうしたんだ?」
高華「文遠サマ。お体は大丈夫ですか?」
張遼「うむ・・・良くはないが、何、すぐ治るだろう。」

そうは言っても、約2ケ月も具合が悪いままだ。
まさか・・・?
高華は不安になった。
そういえば、張遼は今年54歳。もしかしたら・・・。

高華「文遠さま。お薬を買って参りましたの。どうぞ、お受け取り下さいませ。」
張遼「何?これをそれがしにくれるのか?これは・・・ありがたい!」

喜んで受け取る張遼。
しかし、すぐに病が癒える訳ではなかった。
病院があれば別だったのだが・・・。
ちなみに渡した薬は「寿命延長」の薬である。
まだまだ元気で居て欲しいし、統一の瞬間を彼に見て貰いたい。

高華は、喜ぶ彼の様子に少しホッとすると、再び軍備増強を始めた。
次は益州一帯を支配している董卓勢力の掃討である。
先に放ってあった諜報員も続々と戻って来て居た。
あとは兵士の準備さえ整えばいつでも出陣出来る状態だった。

軍備の間にこまめに夫の様子を見に家に帰る。
それを一月ほど繰り返しているウチに夫の具合も良くなって来た。

高華「もう大丈夫そうね。安心したわ。」

高華は夫の回復を見届けて、すぐさま出陣した。
もちろん、夫は当分、休暇して貰うつもりである。

途中の剣閣、陽平関を別働隊に押さえさせ、高華の本体は漢中から梓潼へ攻め入る。
旧董卓勢力は人材不足だったらしい。
太守不在都市であった梓潼に続いて同じく不在都市の成都は、あっさり陥落した。
しかも、ありがたい事に成都には、無傷の部隊が20も残っていた。

それらを組み込み、旧董卓勢の後を追いかけるように東へ進軍する。

高華「今の旧董卓勢力には大した力はないけど・・・確か、有能な軍師が居たわね。
   カクと言ったかしら。彼は要注意だわ・・・。さて、どうしましょうか?」

次の戦の戦術を考えていた時、伝令が慌ててやって来た。

高華「どうしたの?」
伝令「なっ、南蛮勢が我らの陣を奪いました!」
高華「南蛮?!」

そう。
大陸の片隅にほそぼそと生き残っていた劉璋を思い出した。
黄巾の乱の後、益州に入った劉焉は、ながらく平和を保っていたが
追い詰められた旧董卓勢力の手によって、南蛮の地へとおいやられていたのである。さらに劉焉が死に、息子の劉璋が後を継いでいた。

高華「・・・そうね。ここは、先に南蛮を叩いておきましょう。」

これから東へ行くにあたり背後を突かれるのは非常にやっかい。
以降、悩まされるくらいなら今の間に摘み取ってしまう方が得策だ。

高華「予定を変更します!これから南蛮平定戦を行います!」

部下に予定を変更させ、南蛮対策にさっそく諜報員を飛ばす。
計略部隊を先に潜入させた高華は東のカクを思っていた。

高華「おそらく、これもカクの二虎の計でしょう。やるじゃない・・・」

>>つづく

***ご挨拶***

こんにちは。周覇です。
今年最後の高華伝です。
早いもので今年も終わりが近づきました。
日々寒いですが、皆様、お体に気を付けてお過ごし下さいませ。
来年もまだまだ高華伝続きますので、宜しくお願いします!
では、良いお年を!