三国志X with PK 高華伝 第11話

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三国志10 with PK 高華伝  第11話 「天嶮の要害と西涼の雄」

荊北攻略を目前にしたある日。高華の家を蒋欽が訪ねて来た。

蒋欽「その・・・酒を・・・ごちそうしようと思って・・・」
高華「良く来て下さいました。・・・?改まって、どうなさったの?」
蒋欽「あ・・いや、そのぉ〜・・・」

ちょっと態度が変である。

高華「どうされたのですか?」
蒋欽「じっ、実は!それがしと義兄弟になってはくれまいか!?」
高華「へ?」

旦那・子供のある人妻に義兄弟とは大胆な・・・。
もちろん、高華はOKし、二人は晴れて義兄弟となった。
ちなみに高華が、お義姉さんである。

高華「この年になって、弟が出来るとは思わなかったわ・・・」

さて、ほのぼのエピソードもつかの間、荊北に攻め入る準備が出来た高華は
諜報が仕上がった直後、速攻で荊北に攻め入った。
もちろん、荊北だけでなく、劉家そのものを滅ぼす算段である。

しかし、予想外にも荊北は甘くなかった。
劉家自体は、そう大した事のないメンツなのだが・・・。

天然の要害とはまさにこの事。
目の前を流れる大河に、険しい切り立った崖。
進軍に手間取り、布陣に手を焼く。

高華「天険に守られた土地だとは聞いていたけど・・・甘かったわ。
   これほど険しいとは・・・。」

とにかく部隊を前に出そうにも通れる場所は少なく、対岸から攻撃出来る距離ではない。それでもどうにか、張遼を特攻させ、続けて皆を追いかけさせて、どうにか荊北は平定された。

そして、荊南に位置する劉家最後の城郭に攻め入った直後、伝令が入った。

伝令「西涼の韓遂が安定を攻撃中です。」
高華「何ですって?西涼が動き出したの?!」

それまで沈黙を保っていた西涼の一族がついに動き始めたのである。

高華「これは、マズイわ。早く終わらせないと、長安まで抜かれるわよ。」

急いで劉?勢力を掃討しようとするが、最後の抵抗は激しく、時間ばかりが過ぎる。

伝令「安定が陥落しました!」
高華「そう、やってくれるじゃない・・・」

高華、すでに荊州に心あらず。
劉?勢力を片づけた後、高華は本拠を天水に移し、軍備を整え始めた。

天水で軍備を整え、安定奪取の為、出陣する。

高華「私にケンカを売ったのが運の尽きね。覚悟なさい!」

荊州の天険に手を焼いて機嫌がちょっぴり悪かった高華は容赦なかった。
相手は騎馬を巧みに操る辺境部隊。
それならば!と、部隊のほぼ全てを突騎兵と弩兵+各部隊井欄付き。
さらに霹靂車(投石車)まで組み込んで、出陣した。

しかし!ここでも天険に悩まされる事となる。
荊州では長江に阻まれたが、今度は黄河である。
そこへ来て、進軍路は険しく、荊州の時と同じ目に遭った。

高華「・・・もう、怒った。」

城の前に全員を並べると、一斉に射撃を始めた。
李厳に霹靂車を任せ、別に趙雲と支隊を両横に並べて井欄での一斉射撃。
高華と曹操で順次指揮を執った。
今回、司馬懿は内政を任せていたので留守である。

しばらくすると安定にこもる韓遂のために馬氏が全員で駆けつけて来た。

高華「あー、今、武威攻めたらラクちんだろなぁ・・・」

と思いながら、[馬超]、[ホウ徳]辺りを優先に各個撃破して行く。
[馬岱]も要注意なのだが、彼は上手い具合に立ち回る為、なかなか手が届かない。
張遼をホウ徳の横に回らせ、戦力を削いで貰う傍ら、攻城部隊は手を休めずに
容赦ない集中砲火を浴びせていた。

やがて安定陥落。

高華は、そのまま続けて西平へ攻め入った。
相手に軍備をさせる隙を与えない為だ。
さすがに壊滅させられた馬氏の援軍もなく、西平も陥落。

西平に入った高華はいそいで最低必要限の軍を補充すると立て続けに武威にも進出。電光石火の勢いで涼州をも平定した。

高華「今回は、かなり駆け足攻略だったわ・・・。」

そのころ、関羽が漢中を押さえていたため、高華軍は、ひとまず漢中に入る事にした。さすがに寿春へ帰るには遠すぎる。

次の標的は、はるか昔に袂を分かった牛輔軍(旧董卓軍の残党)。
[牛輔]自体は既に天寿をまっとうし亡き人となっていたが、後を[李カク]が継いでいる。

高華「まずは諜報ね。少し、軍も休めないと・・・」

さすがに軍に疲労も出てきたようだ。
しかも夫である張遼まで体を壊してしまった。
さすがの高華もここで小休止を取る事に決めた。

高華「・・・大丈夫かしら、文遠さま・・・」

心配する高華。
愛する夫を放っておけず、内政もまともに出来ない。
そこで高華は思い切って旅立つ事にしたのだった。

>つづく